What's a Frivolous Journal
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極めて私的な日常をとりとめもなく綴るブログです。ずっと休止したままですが・・・
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性別:♂ 特性:温厚時々沸騰、人当たりはいい、バランスをとる、おせっかい、人見知り、涙もろい、考えすぎる、頑固 行動:打つ、泳ぐ、走る、観る、撮る、歌う、縫う、作る 天敵:宗教、権威、圧力、悪口、裏切り、束縛、ゴキ×× + ブログパーツ
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(もしかしたらネタバレ?注意) 突然、目が見えなくなる伝染病に世界中が感染・・・。こう言われると、どうもゾンビとかパニック映画を思い浮かべてしまう。だけど、この映画はそういう類の映画ではない。この映画には決して悲壮感は感じられない。むしろ終わりの方では絆が深まる様子が描かれていて、何だか幸福感さえ感じられる。もちろん目が見えなくなってパニックに陥る人びとが描かれてはいるが、それよりもむしろ、そういう状況に陥ったときに、人間がどういう行動を取るかという尊厳や愚かさが描かれている。そして、目が見えなくなり、互いに協力せざるを得なくなったときに、何が大切なのかが描かれている。目が見えなくなることを決して肯定するわけではないが、普段視覚から多くの情報を得ている我々にとっては、そういう状況に陥らないと絶対にわからないはずだ。 ただ、もし自分が同じ状況に陥ったら、果たしてどういう行動をとるのか、正直なところわからない。性格からして暴君的にはならないと思うが、だれかを盾にして隠れたり、逃げたり、ののしりあったりしてしまうかもしれない。いや逆に思わぬリーダーシップを発揮して道を切り拓いていくかもしれない。 ガエル・ガルシア・ベルナル演じる登場人物の暴君ぶりを見ながら、そんなことも考えさせられた。 以前、真の暗闇を体験するイベントに参加したことがあるが、最初は本当に怖くて足がすくんでしまったのを思い出す。しかし、一人ではなく、参加者が互いに声をかけあい、手をとることで徐々に安心感が高まり、度胸もつき、かえって視覚以外の感覚が研ぎ澄まされていくのを感じたことがある。そしてガイドをしてくれた視覚障害者の方のなんと心強いこと。そういう自身の体験もあって、期待していくと大抵は失望することの方が多いが中で、この映画は期待以上に楽しむことができたのはとてもうれしい誤算だ。 ところで、エンドロールを見て気がついたのだが、この映画の登場人物にはだれにも役名がついていないようだ。たとえば最初に出てきた伊勢谷友介は「最初に目が見えなくなる男」といった具合。人の名前さえ関係ないという徹底ぶりに少々ニヤリとしてしまった。今年見た映画のなかでは上位に入るだろうな(ちなみに今年映画館で見た38本目の映画でした)。 鑑賞日:2008年11月23日20:20〜 映画館:渋谷シネパレス 公式サイト:http://blindness.gyao.jp/
by neoxac
| 2008-11-23 23:59
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